老朽化で停止の火力発電所 7月から運転再開へ 千葉

夏の電力不足が懸念される中、老朽化により停止していた天然ガスの火力発電所が来月から運転を再開することになりました。
こうした対応で電力供給の予備率はいくぶん改善しますが、依然として厳しい状況が見込まれるため、政府は無理のない範囲での節電を呼びかけています。

運転が再開されるのは、東京電力と中部電力が設立した国内最大の火力発電事業者JERAの千葉県市原市にある姉崎火力発電所5号機で、22日報道機関に現場が公開されました。

出力は60万キロワットと比較的大型の発電所ですが、運転開始から45年がたち老朽化が進んだため、ことし3月から停止していました。

しかし、夏の電力需給のひっ迫が懸念されることから、発電機を動かすためのタービンの軸など設備の補修を急ぎ、来月1日から運転を再開することになりました。

JERAは、愛知県にある知多発電所5号機も同じく来月から運転を再開する方針です。

資源エネルギー庁によりますと、こうした供給力の積み上げで東京電力、中部電力と東北電力管内の予備率は1%程度改善して4%程度になりますが、依然として厳しい状況が見込まれるため、無理のない範囲での節電を呼びかけています。

古い発電所はトラブルが起きやすいため、会社では設備の保守点検に力を入れることにしていて、姉崎火力発電所の亀井宏映所長は「ひっ迫時には、1つの発電所が止まれば停電につながるおそれがある。安定供給に努めていきたい」と話していました。