ウクライナから避難の家族ら 伝統の鵜飼いに招待 広島 三次

ことし4月、ウクライナ東部から広島県三次市に避難した家族が遊覧船に乗って伝統の鵜飼いを楽しみました。

鵜飼いを楽しんだのは、ウクライナ東部のドネツク州から三次市に避難したイリーナ・ブワイロさんの家族など10人です。

イリーナさんたちは三次市の馬洗川を訪れ、遊覧船に乗り込みました。

そして、えぼしに腰みの姿の鵜匠が操る鵜が水中に潜ってアユなどの魚を捕らえるとイリーナさんたちは歓声をあげていました。
また、地元の観光関係者が鵜飼いについて説明をすると、興味深そうに聞いたり、スマートフォンで撮影をしたりして楽しんでいました。

イリーナさんたち家族は「鵜飼いの景色がすばらしく、心の中に残っています。鵜飼いを見て元気になりました。幸せです」と話していました。

イリーナさんたち家族を招待した三次観光推進機構の政森進理事長は「ご両親などと離れ離れになり、悲しんでいるのではと思い、鵜飼いに招待しました。喜んでもらい、よかったと思います」と話していました。