暗号資産めぐる所得隠しに関与か ドバイ貿易会社代表を再逮捕

企業の脱税を指南した疑いで今月逮捕された中東・ドバイの貿易会社の代表が、暗号資産の売却をめぐる埼玉県の会社役員らの合わせて2億円余りの所得隠しに関与したとして、所得税法違反の疑いで東京地検特捜部に再逮捕されました。

再逮捕されたのは、中東のドバイにある貿易会社、「KPT General Trading」の代表、多和田眞一容疑者(71)ら2人です。

東京地検特捜部によりますと、多和田代表は、埼玉県と群馬県の会社役員2人が保有していた暗号資産の売却益合わせておよそ2億600万円を隠し、7600万円の脱税に関与したとして所得税法違反の疑いが持たれています。
特捜部などは、埼玉県内の関係先などを捜索しています。

関係者によりますと、多和田代表は役員らの暗号資産をドバイの貿易会社が保有しているよう見せかけ、売却して得た資金の大半を貸付金の名目で役員らに払い戻していた疑いがあるということです。

多和田代表ら2人は今月1日、人材派遣会社など2社に所得隠しを指南した疑いで逮捕されていて、21日、法人税法違反の罪で起訴されました。

特捜部は、いずれの事件についても多和田代表らの認否を明らかにしていません。

特捜部などは押収した資料を分析するなどして、実態の解明を進めるものとみられます。