中2女子死亡 遺族が“校内でのいじめ“認定めぐり意見書 旭川

去年、北海道旭川市の雪の積もった公園で、女子中学生が死亡しているのが見つかり、いじめが認定された問題で、市教育委員会の第三者委員会によるアンケート調査で、女子中学生がクラス内で無視や仲間はずれといった行為を受けていたとする、複数の回答が寄せられていたことが分かりました。遺族側は、第三者委員会の中間報告では、こうした行為はいじめと認定されていないとして21日、詳しい説明を求める「意見書」を提出しました。

去年3月、旭川市の中学2年生だった廣瀬爽彩さん(当時14)が、雪の積もった市内の公園で死亡しているのが見つかり、市教育委員会の第三者委員会は中間報告として、爽彩さんに対して複数の上級生が、菓子や飲み物の代金を頻繁におごらせたり、性的な動画送信を求め続けたりした行為などをいじめと認定し、ことし4月、詳しい内容を明らかにしています。

関係者によりますと、去年11月、爽彩さんが通っていた学校などの児童や生徒に対して、第三者委員会が行ったアンケート調査で、爽彩さんがクラス内でいじりやからかい、無視や仲間はずれといった行為を受けていたとする、複数の回答が寄せられていたことが分かりました。

これについて遺族側は21日、旭川市長と市の教育委員会宛てに「意見書」を提出しました。

この中では「中間報告は学校内のいじめを一切認定しておらず、あまりにも偏った認定だ」としたうえで、第三者委員会に対し、学校内のいじめを認定しなかった理由や判断の過程を示すよう求めています。

また「280人から寄せられたアンケート内容を、中間報告に反映させないのは『勇気ある声』を踏みにじる結論であり、深い失望と疑念を抱かずにはいられない」と厳しく批判しています。

さらに「学校内でのいじめを早期発見していれば、学校外で繰り返された凄惨(せいさん)ないじめについても把握でき、その後の被害拡大を予防できた」としています。

第三者委員会は今後、ことし8月末をめどに最終報告を取りまとめることにしています。