きょうも震度3を観測 続く地震に住民から不安の声 石川 珠洲

地震が相次いでいる石川県珠洲市では、住民が自宅の片づけなどの作業に追われています。地震で水道設備が壊れるなど不便な生活を強いられる中、今も地震が続いていて、住民からは不安の声が上がっています。

石川県珠洲市では19日、震度6弱の揺れを観測したほか、20日も震度5強の揺れを観測しました。

また、21日も午前10時42分ごろ、珠洲市では震度3の揺れを観測する地震がありました。

珠洲市では一部の住宅で水道設備が壊れ、住民が今も不便な生活を強いられています。
珠洲市正院町の大井政信さんも自宅の水道設備が壊れ、今も風呂やトイレが使えないままだということです。

大井さんは、水道設備が壊れていない近所の知り合いの家からバケツなどに水を入れて持ち帰り、使っているということです。
大井さんは「自宅の窓ガラスなどには被害がありませんでしたが、水道が使えないのは困ります。今も地震が相次いでいて、再び自宅に被害が出るのではないか心配です」と話していました。

道の駅「観光客の減少につながるのでは」と懸念

新型コロナウイルスの感染拡大で観光客への影響を受けてきた石川県珠洲市の「道の駅」は、相次ぐ地震で「今後また観光客の減少につながるのでは」と懸念しています。

珠洲市西部の海岸にある「道の駅すず塩田村」は、くみ上げた海水を砂地にまいて天日で干す「揚浜式」の塩作りを見学できる観光施設です。

今月訪れた観光客は、新型コロナの感染拡大前の2019年の同じ月と比べて半分程度に回復していましたが、相次いで地震が起きたため「今後また観光客の減少につながるのでは」と懸念しているということです。

震度6弱の揺れを観測する地震が起きた19日以降、旅行会社や個人の旅行客から「施設に被害は無いか」とか「予定どおり営業はしているのか」といった問い合わせがおよそ20件寄せられていて、避難経路の確保など、しっかりとした対策を取っていることを説明しているということです。

「道の駅」には、今月末までに20件余りのツアーの予約が入っていて、今後も通常どおり営業するということです。

「道の駅すず塩田村」の神谷健司駅長は「おとといの地震の際は、棚に並んだ商品も倒れるようなことはなかった。地震が観光客の減少につながることは心配ですが、安心して訪れてもらえるよう万全な対策をとっています」と話していました。