最新ドローンの展示会 およそ200の企業や団体が出展 千葉

物流や災害現場などでの活用が期待されている、ドローンの最新の技術を紹介する展示会が21日から千葉市で始まりました。

千葉市の幕張メッセで始まったドローンの展示会にはおよそ200の企業や団体が出展しています。

このうち通信大手のソフトバンクが電子部品メーカーと共同で開発したドローンは、機体の6か所に二重でプロペラが搭載されています。

プロペラが4か所についているドローンが多いなか、このドローンは機体を浮かせる力が強くなり、重さ20キロの荷物を運ぶことができるといいます。
またKDDIは会場から70キロ以上離れた栃木県内にあるドローンをスマホのデータ通信網を使ってタブレット端末で遠隔操作する様子を実演しました。

会社ではインフラ設備の点検などでの利用を想定しているということです。

ドローンをめぐっては、操縦者が人のいる場所で目視できない範囲でも飛行ができる「レベル4」という制度が年内をめどに始まるため、さまざまな分野での活用を見越した機体やサービスの開発が活発になっています。

主催する団体の鈴木真二理事長は「レベル4の解禁に向け信頼性と安全性がより高いドローンの開発が進められている。ドローンが幅広く使われる社会につなげたい」と話していました。