中国で覚醒剤密輸しようとした罪 元市議の2審の裁判開かれる

中国で、覚醒剤を密輸しようとした罪に問われ、1審で無期懲役を言い渡された、愛知県稲沢市の元市議会議員に対する2審の裁判が開かれ、弁護側は改めて無罪を主張しました。裁判は一日で結審し、判決は後日言い渡される見通しです。

愛知県稲沢市の元市議会議員、桜木琢磨被告(78)は、2013年に中国南部、広東省広州の空港で覚醒剤3キロ余りをスーツケースの中に隠し持ち密輸しようとした罪に問われています。

3年前の1審では無期懲役の判決を言い渡され、これに対し、被告側は判決を不服として上訴していました。

上訴から2年7か月がたった20日、高等裁判所にあたる広東省高級人民法院で、2審の裁判が非公開で開かれました。

出廷した弁護士によりますと、裁判で桜木元議員は「ナイジェリア人の知り合いに頼まれ、スーツケースを預かったが、覚醒剤が入っているとは知らずだまされた」などと改めて無罪を主張しました。

一方、検察側は1審の判決を支持する旨を主張したということです。

弁護士によりますと、裁判はおよそ10時間におよび、20日の一日で結審したということで、判決は後日、言い渡される見通しです。

弁護士によりますと、今回の判決には担当の裁判官のほか、重要事件などについて審議する審判委員会のメンバー7人も関わるということで、判決の言い渡しまでには時間がかかるものとみられます。