廃校のプールでCATV局が淡水魚養殖 ICTで水温など確認 愛媛

廃校となった愛媛県新居浜市の小学校のプールで、ICT=情報通信技術を活用して淡水魚を養殖する実証実験が行われています。

実証実験が行われているのは、4年前に廃校となった新居浜市の旧若宮小学校を改装して、市が去年設立した施設「ワクリエ新居浜」の25メートルプールです。

市から委託を受けた地元のケーブルテレビ局が、施設の有効活用の一環として淡水魚の養殖を始めました。
このプールでは、ICT=情報通信技術を活用して水温や水質を計測し、離れた場所からスマートフォンで確認できるシステムを導入しています。

去年11月から、コイ科の淡水魚「ホンモロコ」およそ2000匹を育て、ことしの春、繁殖に成功しました。

システムを活用して水温の推移をリアルタイムに把握し、産卵の時期を正確に予測できたということです。

ホンモロコは、現在は別の水槽に移されていて、プールでは、今月から新たにナマズの養殖を始める予定です。

事業を行っているケーブルテレビ局は、今後は餌やりを自動で行ったり魚の様子を遠隔監視したりできるシステムを開発したいとしています。

養殖を担当している白石悠さんは「実験は今のところ順調に進んでいる。廃校は県内にもたくさんあるので、安くて手軽にプールを使った養殖をできるシステムを開発したい」と話しています。