カツオ窃盗事件初公判 漁協元職員ら4人起訴内容認める

冷凍カツオの水揚げ量日本一を誇る静岡県の焼津漁港で冷凍のカツオを盗んだ罪に問われている、焼津漁業協同組合の元職員や水産加工会社の元社長など5人の初公判が開かれ、漁協の元職員など4人は起訴された内容を認めました。一方、元社長は「盗品を購入したが窃盗は共謀していない」などと起訴された内容を否認しました。

焼津漁業協同組合の元外港売り場係長の吉田稔被告(40)や、焼津市にある水産加工会社の元社長、進藤一男被告(61)と元常務の奥山善行被告(48)ら5人は、おととし8月から去年4月までの間、焼津漁港で水揚げされた冷凍のカツオを盗んだとして、窃盗の罪に問われています。

20日静岡地方裁判所で開かれた初公判で、5人のうち吉田元係長など4人は、いずれも起訴された内容を認めました。

一方、進藤元社長は「窃盗を共謀したことや盗んだことはありません」と起訴された内容を否認したうえで「盗品を購入してしまったので、大変申し訳なくおわび申し上げます」と述べました。

検察は冒頭陳述で「元係長と元社長は遅くとも平成30年6月ごろまでに、カツオを盗んで利益を得ようと話をして、それぞれがほかの被告に指示したり依頼したりした。元社長と元常務は、盗品のカツオの代金を元係長に支払っていたが、それでも正規の取引価格より20万円ほど安かった」と主張しました。