石川 珠洲 地震被害状況を確認 市役所の職員らがパトロール

地震が相次いでいる石川県珠洲市では、被害の状況を確認するため、市役所の職員らが市内のパトロールを行っています。

珠洲市では20日、職員20人余りが市内のパトロールを行って、ため池や公共施設などに被害がないか確認しています。

職員らは、事前に見回りを行う場所や地域を確認したあと、班ごとに車に乗り込み、それぞれの担当の場所に向かいました。

このうちため池では、側面の壁などが崩れていないかや、水漏れが発生していないかなどを目視で確認していました。

現場では、ため池の横にある農道にひびが入っている場所が見つかり、職員は写真を撮ったり被害状況をメモにとったりしていました。

20日は、市内に200か所ほどあるため池のうち、住宅近くの100か所余りを点検するということです。

また、パトロールでは、通行止めにした2つの橋を含む市内の橋の安全確認や、学校や保育園など公共施設の再点検も行うことにしています。

ため池の見回りを行った珠洲市産業振興課の天徳寺吉光係長は「ため池に被害があれば市民に影響も出るので点検を行いました。今回の点検の結果をもとに対応を検討していきたい」と話していました。
珠洲市正院町のため池では、ため池横の山肌が大きく崩れ、木が数本池の方に倒れこんでいました。
近くに住む人によりますと、珠洲市で震度6弱の揺れを観測した19日の地震で崩れたということです。

さらに、すぐそばの県道沿いでも縦およそ5メートル、幅2メートルほどにわたって山肌が崩れ、岩などが歩道に転がり込んでいました。

住宅の屋根の一部壊れるなどの被害も

19日に震度6弱の揺れを観測した珠洲市の正院町にある住宅では、屋根の一部が壊れるなどの被害があり、雨に備えてシートで覆うなどの対応をとっていました。

また、家の中は、食器棚に入れていた食器が床に落ちて割れたり、壁が崩れたりしていて、少しずつ片付けを進めているということです。

この家に住む40代の男性は「雨が降ったら雨漏りしてしまうので業者に頼んでシートをかけてもらいました。地震で家の中はまだ足の踏み場もないような状況ですが、再び大きな地震が起きるかもしれないので、物を高いところに上げないようにしています」と話していました。