会社によりますと、20日は今後の手順について打ち合わせなどを行ったということで、まず建物内にある機械や設備を撤去したあと外壁を取り壊し、ことし11月末ごろには終了する予定だということです。
会社は荒川工場の生産再開については、消防と労働基準監督署による調査結果を遺族に説明したうえで検討するとしています。
解体作業の開始にあたって会社は「亡くなられた従業員のご冥福をお祈り申し上げます。改めて火災事故について、大変重く受け止めています。ご遺族への謝罪と再発防止を引き続きまっとうして参ります」とするコメントを出しています。

火災で6人死亡の「三幸製菓」工場の解体準備始まる 新潟 村上
ことし2月、従業員など6人が死亡する火災が起きた新潟県村上市にある菓子メーカー「三幸製菓」の工場で20日から焼けた建物の解体に向けた準備が始まりました。
ことし2月、村上市にある菓子メーカー「三幸製菓」の荒川工場から火が出て、アルバイト従業員を含む6人が死亡し、現在会社はすべての工場で生産を停止しています。
荒川工場では、これまで警察や消防が出火の原因などを調べてきましたが、会社は火が出た建物について倒壊のおそれがあるとして、警察などの許可を得たうえで20日から解体に向けた準備を始めました。
