コロンビア大統領選 グスタボ・ペトロ氏勝利宣言 初の左派政権

南米のコロンビアで19日、大統領選挙の決選投票が行われ、左翼ゲリラの元メンバーで、首都ボゴタの市長などを務めた左派のグスタボ・ペトロ氏が勝利を宣言しました。コロンビアで左派政権が誕生するのは初めてで、従来の親米路線からの転換も予想されています。

コロンビアで19日、大統領選挙の決選投票が行われ、選挙管理委員会によりますと、開票率が99.9%での各候補の得票は、
▽左翼ゲリラの元メンバーで、首都ボゴタの市長などを務めた左派のグスタボ・ペトロ氏(62)が50.4%
▽独立系の候補で実業家のロドルフォ・エルナンデス氏(77)が47.3%となっています。

開票結果を受けてペトロ氏は、ボゴタで支持者を前に演説し「きょうは間違いなく歴史的な日だ。これから真の改革が起ころうとしている」と述べ、勝利を宣言しました。

一方、エルナンデス氏は「国をより強固にするために結果を受け入れなければならない」と述べ、敗北を認めました。

ペトロ氏は、富裕層への増税や自由貿易協定の見直しによる格差の解消、それに、ゲリラ組織との対話による和平の推進などを訴え、貧困層を中心に支持を集めました。

長年、右派政権が続き、南米で最も親米的とされてきたコロンビアで、左派政権が誕生するのは初めてで、従来の親米路線からの転換も予想される中、中南米におけるアメリカの外交も影響を受けるのではないかという見方が出ています。