長時間労働やパワハラなどの悩みに 全国一斉の電話相談

過労死の問題に取り組む弁護士グループによる無料の電話相談が18日、全国一斉に行われています。

この電話相談は、長時間労働やパワハラ、それに新型コロナウイルスの感染に伴う労災などの悩みに弁護士が無料で応じるもので、東京の事務所では、午前10時の受け付け開始から相談が相次ぎました。

このうち医療関係の仕事をしている女性からは「ひどいパワハラを受けていて、うつ状態になっている。労災の申請の方法を教えてほしい」という相談が寄せられました。

また、「長時間労働や不規則な勤務が原因で親族が自殺した」という男性に対しては、弁護士が、タイムカードなどの勤務記録を集めるようアドバイスしていました。

過労死弁護団の幹事長、玉木一成弁護士は「最近は、コロナ禍のリモートワークで長時間労働になっているという相談もあり、過労死やパワハラの相談は減っていません。悩みがあれば気軽に電話してほしい」と話していました。

電話相談の番号は、0120-800-591で、18日午後4時まで受け付けています。