トヨタ 国内工場一部でライン停止 上海のコロナ影響で部品不足

トヨタ自動車は、今月から来月にかけ、国内7つの工場の一部のラインの稼働を停止すると発表しました。新型コロナウイルスの影響で中国 上海にある部品メーカーからの部品が不足することなどが要因だとしています。

トヨタによりますと、稼働を停止するのは愛知県の元町工場や高岡工場、それにトヨタ自動車東日本の宮城大衡工場など国内7つの工場の合わせて11のラインです。

今月から来月にかけて最大で11日間、稼働を停止するとしています。

これは、新型コロナウイルスの影響で従業員の出勤率が低下した中国 上海の部品メーカーから部品を十分に調達できなくなっていることなどが要因で、生産への影響台数はおよそ4万台にのぼるということです。

今月の国内外の生産台数は、これまでの計画から5万台減少し、およそ75万台になるとしています。

上海では新型コロナの感染対策の厳しい外出制限が今月1日に事実上解除されましたが依然としてトヨタの生産への影響が続いています。

トヨタは「部品供給を精査し、できるだけ急な減産を抑えながら、1台でも多くお届けできるよう引き続き努力したい」とコメントしています。