新型コロナ 新たな変異ウイルス「BA.5」神戸市でも初確認

神戸市は新型コロナウイルスのオミクロン株の系統の一つで「BA.5」と呼ばれる新たな変異ウイルスが確認されたと発表しました。神戸市によりますと、国内では、これまでに東京都、島根県、佐賀県で確認され、兵庫県で確認されたのは初めてだということです。

神戸市によりますと今月11日、市内の80代の女性が、せきが出るため医療機関を受診しPCR検査を受けたところ、新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。

女性は症状が軽く、自宅で療養していて、発症する前の2週間以内に海外への渡航歴はなく、濃厚接触者はいないということです。

神戸市がその後、ゲノム解析を行ったところ、オミクロン株の系統の一つで「BA.5」と呼ばれる新たな変異ウイルスだったことが16日、確認されたということです。

「BA.5」は、南アフリカで置き換わりが進んでいるウイルスで、重症化するリスクは変わらないとされる一方、感染力が高い可能性があるということです。

神戸市によりますと、国内では、これまでに東京都、島根県、佐賀県で確認され、兵庫県で確認されたのは初めてだということです。

神戸市は「変異ウイルスであっても、場面に応じてマスクを着用するなど基本的な感染予防策は変わらないので、引き続き徹底してほしい」と話しています。