北海道神宮の例祭 札幌まつりで「神輿渡御」3年ぶりに開催

北海道神宮の例祭「札幌まつり」は最終日の16日、新型コロナの影響で中止となっていた「神輿渡御」が3年ぶりに行われ、華やかなみこしや山車の行列が札幌市内を練り歩きました。

「神輿渡御」は、北海道神宮に祭られている神々に札幌の街の繁栄ぶりを見てもらおうと、明治11年から始まりましたが、おととしと去年は新型コロナの影響で中止となっていました。

3年ぶりとなった、ことしの「神輿渡御」は、参加者の数を例年の半数以下に減らしたり、マスクを着用したりするなど感染対策を行ったうえで開催されました。

きらびやかな衣装に身を包んだ参加者が、4基のみこしとともに北海道神宮を出発し、道中で8基の山車と合流すると、行列の長さは1キロを超えました。

笛と太鼓の音が鳴り響く中、華やかなみこしや山車が街なかを練り歩くと、沿道に集まった人々は手を振ったり、写真を撮ったりしていました。

埼玉県から旅行で訪れたという女性は「埼玉では、まだおみこしなどのお祭りはやっていないので、北海道で見られたのは幸運でした。うれしいです」と話していました。