“子どもの体験活動 企業などと連携し充実を” 末松文科相

新型コロナの影響などで子どもたちの体験活動の機会が減っているとして、末松文部科学大臣は企業や自治体などと連携して活動を充実させたいという考えを示しました。

末松文部科学大臣は16日、経済界と意見を交わし「今はデジタルならではの学びを進める一方、リアルな体験を通じて学ぶことの価値を再認識する必要があるが、コロナ禍で機会が減少し、家庭環境によって格差も広がっている」と指摘しました。

そのうえで「経済界の協力を得て子どもの体験活動を充実させることや、働く人が学校や地域の活動に参加しやすい環境づくりを目指す」と述べました。

文部科学省は子どもたちの自然体験や職業体験などを推進するため、企業や自治体、NPOなどと連携して、ことし8月をめどにチームを立ち上げ、企業と学校とのマッチングの強化や、体験活動に協力する企業へのインセンティブの拡充などを検討することにしています。