佐賀県 新型コロナ 新たな変異ウイルス「BA.5」の感染確認

佐賀県は新型コロナウイルスのオミクロン株の系統の一つで「BA.5」と呼ばれる新たな変異ウイルスが確認されたことを明らかにしました。県によりますと、感染した30代の女性は海外への渡航歴はなく、症状は軽いということです。

佐賀県によりますと、今月5日から11日の新型コロナ感染者のうち11件についてゲノム解析を行ったところ、オミクロン株の系統の一つで、「BA.5」と呼ばれる新たな変異ウイルスが1件、確認されたということです。

「BA.5」は南アフリカで置き換わりが進んでいるウイルスで、重症化するリスクは変わらないとされる一方、感染力が高い可能性があるということです。

県によりますと「BA.5」は、これまでに国内では先月下旬に東京都で、今月初めに島根県で確認されているということです。

県内で感染した30代の女性は海外への渡航歴はなく、症状は軽いということです。

佐賀県健康福祉政策課の東泰史副課長は「新たな変異ウイルスであっても、手洗いや消毒、定期的な換気の実施、正しいマスクの着用など基本的な感染防止対策を徹底してほしい」と話しています。