米中高官会談 台湾巡り中国側「処理できなければ破壊的影響」

アメリカのサリバン大統領補佐官と中国で外交を統括する楊潔※チ政治局委員が会談し、アメリカ側が台湾を巡り中国の攻撃的な行動などへの懸念を伝えたのに対し、中国側は「台湾問題は両国関係の政治的な基礎にかかわり、うまく処理できなければ破壊的な影響を与える」と強くけん制しました。

アメリカ・ホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官と中国で外交を統括する楊潔※チ政治局委員は13日、ヨーロッパのルクセンブルクで会談しました。

会談後、バイデン政権の高官は記者団に対し「サリバン補佐官は台湾を巡って中国の攻撃的な行動と発言について懸念を明確に表明した」と述べました。

これに対し、中国側の発表によりますと、会談で楊氏は「中国は他国の内政干渉を許さず国家の統一を妨害し、損なう行為は必ずや失敗に終わるだろう。台湾問題は両国関係の政治的な基礎にかかわり、うまく処理できなければ破壊的な影響を与える」と述べ、台湾への関与を強めるアメリカを強くけん制しました。

また、中国側は会談で新疆ウイグル自治区や香港、チベット、南シナ海、人権、宗教などに関する問題について立場を明らかにしたとしていて、批判を強めるアメリカに直接反論した形です。

一方で両国は、意図しない衝突を防ぐためにも両国が対話を通じた関与を続けていくことで一致したということです。

※チ=竹かんむりに褫のつくり。