新体操ウクライナ代表 群馬 高崎市で受け入れへ 練習環境提供

ロシアのウクライナへの軍事侵攻が続く中、日本体操協会と群馬県高崎市は、新体操の強豪・ウクライナ代表に練習環境などを提供することになりました。
高崎市が来月、2週間ほど選手たちを受け入れるということです。

日本体操協会は、国際体操連盟から「ウクライナで新体操の選手が大変な状況に直面している」と支援の要請を受け、国際大会を開催してきた高崎市に受け入れを打診していました。

高崎市が、ウクライナ代表選手など合わせて25人について来月、2週間ほど受け入れ、高崎アリーナなどの体育館や宿泊施設を提供することになったということです。

ウクライナは新体操の強豪国で、ロシアの軍事侵攻後も国内を拠点に活動を続けていました。

IOC=国際オリンピック委員会によりますと、ロシアによる軍事侵攻によってこれまでに51人のウクライナのアスリートが死亡し、新体操の10代の選手も含まれているということです。

日本体操協会の藤田直志会長は「高崎市から厳しい現状の選手などに安心して練習ができる環境を提供したいと申し出ていただき、心から感謝します」とコメントしています。

高崎市の富岡賢治市長は「大変な状況にあるウクライナ新体操選手団の避難を受け入れ、安心して練習できる環境を提供したい」とコメントしています。