“コロナ禍や物価高で苦しい生活” 全国一斉の無料電話相談

新型コロナウイルスの影響や物価の高騰が続く中、失業や収入の減少で苦しい生活を強いられている人からの相談に弁護士などが無料で応じる全国一斉の電話相談が行われています。

この取り組みは弁護士や労働組合などでつくる支援グループが2か月に1度行っています。

11日は全国38か所で電話を受け付けていて、11日午前、さいたま市の法律事務所には電話が次々と寄せられました。

このうち50代の無職の男性からは「光熱費を抑えるために、家での食事を控えている。国からの貸付金も借りていて、先が見えず不安だ」という相談がありました。

支援グループによりますと、新型コロナの影響が長引く中、失業が長期化し貯蓄がなくなる人が増えていて、国の貸付金などを限度額まで利用している人も少なくないということです。

電話相談に応じる猪股正弁護士は「コロナ禍が2年以上たち生活が苦しいという相談が相次ぐが、食料品など物価の高騰が追い打ちをかけていて、追い詰められる人が増えている。1人で抱えずに気軽に相談してほしい」と話していました。

電話相談は午後10時までで、
番号は全国共通のフリーダイヤル、0120ー157-930です。