ゼレンスキー大統領 EU加盟認めるよう国際会議で改めて訴え

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続くなか、ウクライナのゼレンスキー大統領は、デンマークで開かれた「民主主義サミット」にオンラインで参加し、EU=ヨーロッパ連合による支援をロシア側に示すためにも、ウクライナのEUへの加盟を認めるよう改めて訴えました。

デンマークの首都コペンハーゲンで10日までの2日間開かれた「民主主義サミット」は、NATO=北大西洋条約機構のラスムセン前事務総長などの呼びかけで開かれ、各国のリーダーや議員などが参加しました。

会議にオンラインで参加したウクライナのゼレンスキー大統領はロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続くなか「ウクライナは対立の最前線になっている。自由と抑圧、そして民主主義と強権主義が対立している」と述べました。

そのうえでEUがウクライナを全面的に支援していることをロシアに示すためにも、ウクライナのEU加盟を認めるよう改めて訴えました。

また、台湾からも蔡英文総統がビデオでメッセージを寄せ、中国を念頭に「ウクライナと同様、台湾も圧力に屈しない。われわれの国と民主主義に基づく生活様式を守る決意だ。台湾の決意はウクライナと同様、民主主義の仲間を結集させると確信している」と強調しました。