障害者殺傷事件 入所者の一部が移って暮らす施設 運営別法人に

6年前に、相模原市で19人が殺害された神奈川県立の知的障害者施設から入所者の一部が移って暮らしている横浜市の施設について、神奈川県は来年4月から別の法人に運営を委ねる方針を明らかにしました。

相模原市にある県立の知的障害者施設「津久井やまゆり園」は、平成28年に19人が殺害された事件のあと、建物の大部分が取り壊され、去年、横浜市と元の場所の2か所に分けて再建されました。

県では、2か所の施設の運営について、平成17年から「津久井やまゆり園」を運営してきた社会福祉法人「かながわ共同会」に委ねてきましたが、来年4月以降は公募で決めることになっていて10日、その選考結果を公表しました。

それによりますと、2か所のうち横浜市に去年11月に開所した「芹が谷やまゆり園」の指定管理者には2件の応募があり、選考の結果、いずれも社会福祉法人の「同愛会」と「白根学園」で作るグループが選ばれました。

理由について、県は「当事者目線に立った支援を実践していて、サービスの向上が期待できるため」としています。

一方、元の場所に再建された「津久井やまゆり園」については「かながわ共同会」のみが応募し、来年4月以降も運営を委ねる方針です。

黒岩知事は「利用者第一で円滑に引き継ぎができるよう努力したい。新たなグループには当事者目線のモデルを示してもらいたい」と話していました。