依存症 深刻「オンラインカジノ」4団体が国に規制強化の要望書

スマホなどからインターネットを通じて金を賭ける「オンラインカジノ」に熱中する人が増え、依存症の問題が深刻化しているとして、当事者の相談に乗っている団体などがサイトの運営者への規制を強化するよう国に要望しました。

要望書を提出したのは、ギャンブルやアルコールなど依存症の当事者からの相談に乗るなどしている4つの団体です。

10日に都内で記者会見した各団体によりますと、「オンラインカジノ」は短時間に多額の金を賭けることができるうえ、スマホから24時間アクセスできる手軽さから依存症に陥るリスクが高く、相談が寄せられるケースが増えているということです。

国内での賭博行為は刑法で禁じられていますが、オンラインカジノの場合、サイトの運営者がギャンブルを合法としている海外に拠点を置いているため、日本の法律の規制が及びません。

このため団体は、要望書の中で、法律を改正し、海外に拠点があっても賭博をさせた側が罪に問われたり、国内からオンラインカジノにアクセスできなくしたりするよう規制の強化を求めています。

また、国内で利用すると賭博罪に問われることを、広く周知するよう求めています。

団体の1つ「ギャンブル依存症問題を考える会」の田中紀子代表は「コロナ禍で漠然とした社会不安が広まり、嫌なことを忘れて興奮できることから、オンラインカジノに手を出す人が増えているのではないか。このままだと依存症の人が増えるばかりで、早急に規制する必要がある」と話していました。