政府 ロシアに追加制裁 トラックや建設機械など輸出禁止を決定

ウクライナ情勢をめぐり、政府はロシアに対する追加の制裁措置として、トラックをはじめとする貨物自動車や建設機械などの輸出を今月17日から禁止することを決めました。

新たにロシア向け輸出の禁止措置の対象となるのはトラックやダンプカーといった貨物自動車のほか、ブルドーザーをはじめとする建設機械など合わせて67の品目です。

政府は関連する政令の改正を10日の閣議で決定し、今月17日から輸出を禁止することにしています。

日本からロシアへの輸出総額は去年はおよそ8600億円で、このうち今回の制裁で輸出禁止となる品目が占める割合は全体の5%に上るということです。

日本はこれまでも、一般向けの半導体や高級車などについて輸出を禁止する措置をとっていて、萩生田経済産業大臣は10日の閣議のあとの記者会見で、「ウクライナをめぐる情勢を注視しつつ、G7をはじめとする国際社会と連携して厳しい制裁措置を講じていきたい」と述べました。