カルガモ親子 引っ越しでピンチ 小学生と先生が救う 新潟

新潟市北区の小学校では毎年、中庭に野生のカルガモがやってきて子育てをします。ことし、近くの川まで引っ越しをしようとしていたカルガモの親子のピンチを救ったのは、小学生と先生でした。

新潟市北区の葛塚小学校では、毎年春になると中庭のビオトープに野生のカルガモのペアがやってきて産卵し、子育てをします。

ことしは無事に13羽のひなが成長し、今月2日、カルガモの親子は学校の近くを流れる新井郷川まで引っ越しをしようと一列になって体育館を横切っていきました。

ところが、廊下にさしかかったところで1羽のひなの行方が分からなくなってしまったといいます。

引っ越しを見守っていた小学生や先生が鳴き声を頼りに探し、廊下に敷かれたすのこの下に落ちているひなを見つけ、助け出しました。

すると、ひなは急いで母親やきょうだいのもとに駆け寄り、引っ越しは無事終わりました。

居合わせた坂井泉海教諭は「無事に引っ越しできたようで安心しました。カルガモは子どもたちにとって生きた教材なので、来年も元気に姿を見せてほしいです」と話していました。

学校では、これからも子どもたちと一緒にカルガモの産卵や引っ越しを見守ることにしています。