将棋“光速の寄せ” 谷川浩司九段が「永世名人」の称号獲得

将棋の谷川浩司九段(60)が「永世名人」の称号を得て「十七世名人」を名乗ることになりました。

「永世名人」は将棋界で最も伝統のあるタイトルの1つ「名人」を通算5期保持した棋士に与えられる称号で、谷川九段は1997年に資格を得ていました。

9日は東京 千駄ヶ谷の将棋会館で式典が開かれ、日本将棋連盟会長の佐藤康光九段から谷川九段に「十七世名人」の推戴状が手渡されました。

式典で谷川九段は「決して誇れる成績ではありませんが、挑戦し続けた結果だと思います。対局はもちろん将棋界の発展に全力を尽くしていきます」と抱負を語りました。

「永世名人」を名乗るのは2007年の中原誠十六世名人以来、15年ぶりで、谷川九段は「十七世名人」を名乗ることになります。

谷川九段は神戸市出身で、1976年に14歳の中学2年生でプロ棋士になると、1983年には史上最年少の21歳2か月で「名人」を獲得しました。

終盤に見せる正確で素早い攻めから「光速の寄せ」の異名を持ち、タイトル獲得数は歴代5位の通算「27」を数えます。

式典後の会見で谷川十七世名人は「この5年で、過去の常識が通用しなくなり、ベテラン棋士としては1からやり直しだが、変革の時代に現役でいられることを幸せだと思って取り組んでいきたい」と話していました。