岸防衛相 中国の国防相と会談の方向で調整 自制求める考え

岸防衛大臣は、10日からシンガポールで開かれる国際会議に出席するのにあわせて、中国の魏鳳和国防相と会談する方向で調整しています。中国による一方的な現状変更の試みに懸念を伝え、自制を求めたい考えです。

岸防衛大臣は「アジア安全保障会議」に出席するため、10日から3日間、シンガポールを訪れることにしていて、今月12日には中国の魏鳳和国防相と会談する方向で調整しています。

会談が行われれば、去年12月のオンライン形式以来で対面では初めてとなり、日中関係や地域情勢などをめぐって意見が交わされる見通しです。

岸大臣としては、尖閣諸島の周辺海域を含む東シナ海の情勢について、中国軍や海警局の船舶による力を背景とした一方的な現状変更の試みに懸念を伝え、自制を求めたい考えです。

また、台湾海峡の平和と安定が国際社会の安定にとっても重要だとして、動向を注視する考えを伝えるものとみられます。

一方、会談では、自衛隊と中国軍の偶発的な衝突を防ぐため、防衛当局の幹部が連絡を取り合う「ホットライン」の運用開始に向けて、調整状況の確認も行われる見通しです。