「核のごみ」最終処分場 建設場所選定の考慮点まとめる 規制委

原子力発電所から出るいわゆる「核のごみ」の最終処分場について、原子力規制委員会は、火山の噴火など建設場所を選ぶ際に安全面で考慮すべき点をまとめました。

国は、原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」を地下300メートルより深い所に最終処分場を設けて埋める「地層処分」を行う方針で、場所の選定に向けた調査が北海道で行われています。

原子力規制委員会は、地中に埋めた放射性物質が環境に放出されないよう「最終処分場」の建設場所を選ぶ際に安全面で考慮すべき点をまとめました。

まず、周辺に活断層や大規模な断層がないこと、海や川による浸食や地盤隆起の影響を受けないこと、それに、噴火やマグマで破壊されないよう火山の中心から15キロ以内や、新たな火山が発生する可能性がある場所は避けることなどとしています。

規制委員会は9日からおよそ1か月間、一般から意見を募集したあと、正式にまとめる予定です。

最終処分場の選定に向けては、NUMO=原子力発電環境整備機構がおととし11月から第1段階に当たる地質に関する学術論文などを基に活断層や火山などがないか調べる「文献調査」を北海道の2つの自治体で行っていて、ことし秋にも終える見通しです。