上越新幹線 来年春から最高速度引き上げへ 時速275キロに
東京と新潟を結ぶ上越新幹線について、JR東日本は、騒音対策などを強化し、来年春から最高速度を現在より35キロ速い、時速275キロに引き上げることを決めました。
東京・新潟間は最大で7分ほど短縮され、ダイヤの編成によっては1時間半を切ることも可能になるということです。
上越新幹線は、現在、最高速度240キロで走行し、東京と新潟間を最速で1時間36分で結んでいます。
JR東日本は、上越新幹線の高速化を目指し、▽線路脇にある防音壁を高くし吸音板を設置するなどして騒音対策を進めたほか、▽パンタグラフと接し、車両に電気を送るための「トロリ線」を高速走行にも耐えられる、強化したものに張り替えるなど、対策を強化してきました。
工事はおよそ4年間かけて今年度末までに完了する見通しとなり、JR東日本は、来年春のダイヤ改正に合わせ、上越新幹線を高速化させることを決めました。
最高速度を240キロから275キロに35キロ引き上げることで、東京と新潟間の所要時間は、最大で7分ほど短くなり、ダイヤ編成によっては1時間半を切ることも可能になるということです。
JR東日本は「スピードアップを図ることで、上越地方と首都圏の交流を盛んにし、交流人口の増加や地域活性化にも貢献していきたい」と話しています。