日米韓がきょう外務次官級協議 北朝鮮問題などで連携確認へ

日米韓3か国の外務次官級による協議が8日、ソウルで行われます。
北朝鮮が弾道ミサイルなどの発射を繰り返し、近日中に核実験を行う可能性も指摘される中、最新情勢を共有し、連携して対応していく方針を確認する見通しです。

日米韓3か国の外務次官級による対面での協議は去年11月以来およそ半年ぶりで、外務省の森事務次官、アメリカのシャーマン国務副長官、韓国のチョ・ヒョンドン第1外務次官が出席する予定です。

この中では、北朝鮮がことし、半年足らずのうちに17回という、かつてない頻度で弾道ミサイルなどの発射を繰り返し、近日中に7回目の核実験を行う可能性も指摘される中、日米韓3か国で最新情勢を共有し、連携して対応していく方針を確認する見通しです。

また、ロシアのウクライナへの軍事侵攻や中国の海洋進出の動きなども念頭に、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力の在り方をめぐっても意見が交わされるものとみられます。

一方、今回の協議に合わせて日本政府は、アメリカ、韓国と個別の協議も行う方向で調整していて、韓国との協議では、太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題などの懸案について日本の立場を重ねて伝え、韓国側に適切な対応を求める考えです。