米中国防相 アジア安全保障会議で対面での初会談 調整

アメリカのオースティン国防長官が今月10日からシンガポールで開かれる国際会議に合わせて、中国の魏鳳和国防相との対面では初めてとなる会談を調整していることが分かりました。

アメリカ国防総省は、オースティン国防長官が今月10日からシンガポールで開かれる「アジア安全保障会議」に出席すると発表しています。

この会議は各国の国防相らが参加して安全保障をめぐって意見を交わすもので、中国の魏鳳和国防相も出席して講演する予定です。

アメリカ国防総省の当局者はNHKの取材に対し、オースティン長官と魏国防相が現地で会談するかどうかについて「われわれは現在、会談の時間や場所などの候補を議論している」として、会談を調整していることを明らかにしました。

実現すれば、バイデン政権が発足して以降、米中の国防相による初めての対面での会談となります。

オースティン長官はことし4月に魏国防相と電話で初めて会談し、台湾や、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐって意見を交わしました。

アメリカは軍事的な活動を活発化させる中国に警戒を強めていますが、米中の間で偶発的な衝突が起きないよう国防相の間で意思疎通を重ね、対話のルートを確立したい考えです。