コロナ感染者減少で留学申し込み急増も 円安などで費用の相談

新型コロナの感染者数が減少傾向にある中、海外留学を扱う企業には高校生や大学生から申し込みが急増していますが、円安や原油高を受け費用をどう抑えられるか相談が相次いでいます。

東京 渋谷区の海外留学を扱っている企業では、感染拡大により年間1万人近かった利用者がこの2年半は激減しましたが、今年度に入って入国制限の緩和などを背景に留学の希望者が急増しています。

資料請求はコロナ禍の影響を受けた去年の同じ時期の数十倍で、感染拡大前と比べても10%上回っているといい、3日も対面やオンラインで留学を希望する学生がスタッフから授業の回数や滞在期間などの説明を受けていました。

一方で、円安などで学費や滞在費は値上がりしていて、短期留学の場合、感染拡大前より20%近く高くなり、北米への1か月間の留学だと50万円程度だったのが、およそ60万円になっているということです。

また、原油高で今月から渡航費もさらに値上がりし、北米へは片道2万円近く高くなっていて、安い日程への変更を相談する人も相次いでいるということです。

「EFエデュケーション・ファースト・ジャパン」の鈴木将人さんは、「この2年余り留学したくてもできなかった人からの問い合わせが一気に来ています。一方で費用が高くなっているので、留学の実現に向けてオフシーズンなどへの変更も提案していきたい」と話していました。

大学生「金銭面は厳しいがなんとか実現したい」

海外留学の相談に訪れた都内の大学に通う4年生の石井愛子さんは、2年生の時に留学しようと考えていましたが、新型コロナの感染拡大で断念せざるをえませんでした。

現在は就職活動中ですが、就職先が決まったら卒業までの間に留学して、英語を勉強したいと相談に訪れました。
石井さんは、「当たり前のように海外に行けると思っていたので、留学できずに残念な思いでいました。コロナ禍が続いているので不安もありますが、時間がたくさんあるのは今しかないので留学を決めました」と話していました。

一方、円安や原油高などの影響で留学にかかる費用が値上がりしていることについて「円安のニュースを見て、自分の予算で留学できるのか日々、不安に思っています。予想していたより金銭面は厳しいと思いましたが、留学のためにアルバイトや節約をしてためてきたお金でなんとか実現したいです」と話していました。