都民の都内旅行費助成「もっとTokyo」10日から試験的に再開へ

東京都内の新規感染者数が減少傾向にある中、都はワクチンの3回接種などを条件に、都内で1泊当たり5000円を助成する事業を、6月10日から試験的に再開します。

再開するのは、都民の都内での旅行費用を助成する事業「もっとTokyo」で、小池知事が3日の記者会見で明らかにしました。

対象となるのは、ワクチンの3回接種が済んでいるか、検査で陰性が確認された都民で、1週間後の6月10日から試験的に再開し、7月末まで助成を行います。

宿泊がともない6000円以上の場合、1泊当たり5000円を、3000円以上の日帰り旅行は、1回当たり2500円を助成します。

また、平成16年4月2日以降に生まれた人に対して、都は「子どもへの助成を増やす」として、さらに1000円上乗せするということです。

対象となる旅行商品を扱う旅行業者や宿泊施設などで予約すると、助成を受けることができます。

「もっとTokyo」は、新型コロナウイルスの影響で、厳しい経営状況にある観光業を支援しようと、おととし10月に始まりましたが、感染が拡大したため、およそ1か月で停止していました。

都はこのほか、島しょ部の観光振興に向けて6月10日から、3000円分のプレミアムが付いた商品券を7000円で販売します。

伊豆諸島と小笠原諸島の11島の店や、宿泊施設などで使えるということです。