徳島 「阿波おどり」開催まで2か月余 宿泊施設 予約入り始める

ことしの徳島市の阿波おどりの開催まで2か月余りとなり、市内の一部の宿泊施設では、宿泊客の予約が入り始めています。

ことしの徳島市の阿波おどりについて実行委員会は、8月11日の前夜祭のあと、12日から15日に3年ぶりに街なかで踊る案をもとに、新型コロナの感染状況に応じて開催規模を調整することにしています。

開催規模は定まっていませんが、市内の宿泊施設では阿波おどりの開催を想定して、特別な料金で、キャンセルもできない条件で予約を受け付けていて、すでに20組の一般客の予約が入っているということです。

施設の持田直宏代表は「去年は全く予約が入らなかったのでほっとしている。来た人が心から楽しめるよう最大規模で開催してほしい」と話していました。

また、NHKが市内の宿泊施設に問い合わせたところ、企業や旅行会社の仮予約で阿波おどりの期間中が満室になっているホテルもあります。

徳島県旅館ホテル生活衛生同業組合の森浦源泰理事長は「例年に比べて予約のペースが遅いが、チケットの販売が始まり、今月からようやく団体の予約が動き始めている。阿波おどりの規模は例年より縮小されるので、全体の予約数は少なくなるかもしれない」と話していました。