埼玉・群馬 2日のひょうの被害相次ぐ 3日も大気不安定な状態

埼玉県北部や群馬県南部では、2日に降ったひょうにより、住宅や農業用ハウスなどで被害が相次ぎました。
埼玉県内では3日も夕方にかけて大気の不安定な状態が続く見込みで、気象台が注意を呼びかけています。

埼玉県北部では

気象台によりますと、上空の寒気などの影響で、埼玉県内は2日午後に大気の状態が非常に不安定になり、北部ではひょうが降りました。

本庄市児玉町の住宅では窓ガラスが数枚割れたほか、ガレージの屋根が破損し駐車していた車のガラスが割れたり車体が傷ついたりする被害が出ました。

この住宅に住む60代の男性は「ひょうはテニスボールくらいの大きさで、庭が一面真っ白になりました。ひょうが降ったときには家にいましたが、とても怖くて外に出られませんでした。ここはほとんど災害がないところなのでびっくりしました」と話していました。

本庄市は被害が出た住宅の応急措置に役立ててもらおうと、市役所や支所でブルーシートを配り、訪れた人たちが次々と受け取っていました。

埼玉県によりますと、ガラスが割れる被害は深谷市と上里町、美里町、神川町でも相次ぎ、本庄市や消防によりますと、本庄市と上里町では割れたガラスで手を切る被害が4件あったということです。

また、県などによりますと、上里町の4つの小中学校のほか本庄市と神川町でもそれぞれ小学校1校で窓ガラスが割れ、一部が臨時休校になったということです。

このほか神川町の幼稚園の渡り廊下の屋根が破損したということです。
農作物にも被害が出て、上里町では農業用ハウスのシートに穴があいたり突風でシートがめくれたりして、中で栽培していたきゅうりが傷つくなどの被害が出ました。

農家の男性は「ひょうがここまで突き抜けるとは思いませんでした。初めての経験です」と話していました。

県は、引き続き被害の詳しい状況を調べています。

気象台によりますと、3日も夕方にかけて大気の不安定な状態が続く見込みで、気象台は低い土地の浸水や土砂災害、川の増水に十分注意するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼びかけています。

群馬県南部では

大気の状態が不安定になった影響で、群馬県内では、2日の午後6時前から南部で10分から20分ほど激しくひょうが降りました。

藤岡市には被害の連絡や相談が相次ぎ、3日午前10時半の時点で300件を超え、市内の農業用ハウスでは屋根に2センチほどの多くの穴があく被害が出ていました。

また、市内の小学校と中学校1校ずつで窓ガラスが割れたため臨時休校になりました。

被害が出た藤岡第一小学校では校舎とプールの更衣室の窓ガラスが合わせて42枚割れ、午前中から職員が片づけに追われていました。

NHKが県内の各自治体に取材したところ、藤岡市以外に高崎市や安中市でも、市に被害の情報が寄せられていて、群馬県が確認を進めています。

群馬 藤岡市 2日のひょうで中学生87人がけが

群馬県内で2日に降ったひょうで、藤岡市教育委員会によりますと、藤岡市の東中学校と西中学校で部活動を終えて下校途中だった生徒、合わせて87人が軽いけがをしたということです。

このうち6人が手足の打撲などの症状を訴え、病院で手当てを受けたということです。

これを受けて藤岡市教育委員会は3日、市内16のすべての小中学校に対して定期的に雷など気候の変化に気をつけることや、状況に応じて屋内への退避や下校時間を早めるなどの対応を行うよう通知を出したということです。

下校途中の生徒がけがをしたことについて藤岡市教育委員会は「けがをした生徒に対して大変申し訳なく思います。学校側もレーダーで確認するなど気候の変化に考慮し下校時間を早める対応を行いましたが、なかなか判断が難しい状況でした。学校に対しては引き続き、子どもの安全を確保できるよう天候に注視すること、また、子どもたちにも避難を行うなどみずからの身を守る行動をとることなど指導をしていきたい」とコメントしています。