“殺傷能力高い銃の販売禁止を” 米バイデン大統領が緊急演説

アメリカで銃により多数の犠牲者が出る事件が相次いでいることを受けて、バイデン大統領は緊急の演説を行い、議会に対して殺傷能力の高い銃の販売禁止など銃規制の強化を強く求めました。

アメリカでは、先月24日に南部テキサス州の小学校で男が銃を乱射し、児童を含む21人が死亡したほか、今月1日にも南部オクラホマ州の病院で男が銃を乱射して4人が死亡するなど、銃撃事件が相次いでいます。

バイデン大統領は2日夜、日本時間の3日午前、ホワイトハウスで国民向けに緊急の演説を行い「罪のないアメリカ国民がどれだけ命を奪われなければならないのか。いまこそ本当に行動を起こさなければならない」と訴えました。

そのうえで、銃規制を強化する必要があるとして、殺傷能力の高い銃の販売を禁止するか、それができなければ、そうした銃を購入できる最低年齢を18歳から21歳に引き上げること、それに購入者への審査を厳格化することなどを法律で定めるよう、議会に対して強く求めました。

一方、アメリカでは銃規制を主張する意見と、銃を持つ権利を訴える意見との間で社会が二分されています。

議会では、与党・民主党から銃規制を強化する法案が提出されていますが、与野党の勢力がきっ抗していて、銃撃事件が相次ぐ中でも、成立は難しいと見られています。