宮崎県教委 子どもの「黙食」見直しへ 大人の行動緩和も背景に

小中学校などの給食で徹底されている前を向いて黙って食べる「黙食」について、宮崎県教育委員会は見直す方針を固めました。大人への行動要請の緩和が進むなか、「子どもにだけ厳しすぎるのではないか」という声が上がったことも背景にあるということです。

宮崎県教育委員会は現在、県立学校に向けた通知で「黙食の徹底」を求めていて、小中学校を所管する市町村の教育委員会もこれにならった対応をとっています。

1日、宮崎市内の小学校で6年生のクラスを取材すると、全員が前を向いたままだまって給食を食べ、箸を動かす音だけが響いていました。

宮崎県は3日、新型コロナウイルスに対する警戒レベルの引き下げを表明する見通しで、これに合わせて県教委も新たな通知を出し、「黙食の徹底」という文言を削除する方針を固めました。

“大人”の世界では飲食の場での行動要請が次々に緩和されるなか、「子どもにだけ厳しすぎるのではないか」という声が上がったことも背景にあるということです。

ただ、食事中は机を向かい合わせにせず、大声での会話は控えるといった対応は引き続き求めていく方針です。

新たな通知を受けた各学校の対応にもよりますが、コロナ禍が始まって以来、2年にわたって続いてきた学校給食の「黙食」にも変化の兆しがみえそうです。