エアコンの品薄懸念広がる 希望する商品手に入らないケースも

夏になると欠かせないのがエアコンです。
しかし、ことしはエアコンの品薄への懸念が広がっていて、東京 中野区の家電販売店では希望する商品が手に入らなくなるケースも出てきています。

東京 中野区にある家電販売店によりますと、店が利用している販売店向けの発注サイトでは、例年になくエアコンの在庫が少なくなっています。

サイトを見せてもらうと、エアコンの多くの品番の在庫数が「0」と表示されていました。

なぜ、在庫が少なくなっているか。

その要因と店が考えているのが、世界的な半導体不足や新型コロナによる中国での外出制限の影響で、エアコンが品薄になることへの懸念が広がっていることです。
この店でもことしは例年より早い5月の大型連休前から、エアコンに関する問い合わせが相次いで寄せられているといいます。

こうした中、この店は在庫を例年の5倍にあたる100個に増やすなど、早めに発注することで対応しようとしています。

しかし、サイトの在庫が少ないことから、この数日注文した商品はいつ納品されるのか分からない状態となっていて、客が希望する商品が手に入らなくなるケースも出てきています。

店の在庫にある別の商品を紹介することなどで乗り切ろうとしていますが、本格的に暑くなる夏の時期にエアコンが手に入らなくならないか、不安を抱えています。
「光明電機」の高野亨社長は「例年は発注すれば翌日に商品が届くが、こんな状況は予想もしていなかった。お客さんには今ある商品から選んでいただくしかない。古いエアコンを使っていて不安な方は、壊れてからではなく在庫があるうちに早めに買い換えを検討してほしい」と話していました。

暑くなる前に1度試し稼働を

エアコンの品薄も懸念されるなか、メーカーは本格的に暑くなる前に1度、試しに稼働することを勧めています。

エアコンメーカーの富士通ゼネラルによりますと、エアコンを長い間使っていないと故障などの不具合に気がつきにくく、毎年、使用し始めることの多い6月下旬ごろに修理の申し込みが増えるということです。

不具合に気付くのが遅れると修理まで時間がかかることもあるため、メーカーは本格的に暑くなる前に1度、試しに稼働することを勧めています。

そのときのコツは、定温度を18度など、そのエアコンの最も低い温度に設定し、30分ほど稼働させることです。

その際、冷たい風が出ているかや異常な音や臭い、水漏れがないか、室外機も問題なく動いているかをチェックしてほしいとしています。

また、電気料金が値上がりするなか、節電につながる効率的な使い方も聞きました。

その1つが、頻繁につけたり消したりしないこと。

涼しく感じたときは消すのではなく、設定温度を少し上げることで対応してほしいとしています。

また、風向きを平行することで冷たい風を部屋全体に行き渡らせたり、フィルターをこまめに掃除することも省エネにつながるということです。
富士通ゼネラルの川邊美紗さんは「夏本番になってから故障に気付くと、エアコンが欠かせない時期に修理に出すことになってしまうため、今のうちに試運転をしてほしい」と話していました。