サッカー日本代表【詳細】日本 4対1でパラグアイに勝利

サッカーの日本代表は11月に開幕するワールドカップカタール大会に向けた強化試合として2日夜、札幌市でパラグアイと対戦し4対1で快勝しました。

先制ゴールは浅野

世界ランキング23位のサッカーの日本代表は、ことし11月に開幕するワールドカップカタール大会に向けて今月、4回の強化試合を予定していて、2日はその初戦として札幌市で世界50位のパラグアイと対戦しました。

日本は、アジア最終予選の最終戦などでメンバーから外れていた堂安律選手や鎌田大地選手のほか、初めて招集された伊藤洋輝選手などが先発しました。

試合前、両チームの選手たちは先月亡くなった日本代表の元監督、イビチャ・オシムさんに黙とうを捧げました。
試合は序盤から日本が主導権を握り、前半、原口元気選手からのスルーパスを受けた浅野拓磨選手が巧みにボールを浮かして先制ゴールを決めました。
日本はさらにその後、堂安選手からのクロスボールを鎌田選手が頭で押し込んで、前半で2対0とリードしました。
後半はパスのミスを突かれてパラグアイに1点を返されましたが、その後、三笘薫選手と田中碧選手が追加点を奪い、日本は4対1で勝ちました。

日本は今月、あと3回の強化試合を予定していて、6日は世界ランキング1位のブラジル、10日はガーナ、14日はチリかチュニジアと対戦します。
日本代表の森保一監督は「選手たちはいい準備をして、ハードワークをしてチャンスを作った。守備では残念ながら1点を失ったが、もれのない守りをしながら点を取れた。パラグアイはワールドカップに出場しないが、出場する国としない国の差を示すことができた」と振り返りました。

そのうえで「たくさんの人が日本中から応援してくれたので、もっともっとパワーアップしてみなさんに喜んでもらえる結果を出したい」と話しました。

<試合経過>

<前半開始>
試合は午後7時すぎ、パラグアイのキックオフで始まりました。
試合前、両チームの選手たちは先月亡くなった日本代表の元監督、イビチャ・オシムさんに黙とうを捧げました。
【前半5分】
この試合、最初のシュートは日本の堂安選手でしたが、ゴールキーパーに阻まれました。

【前半6分】
日本の攻撃。コーナーキックからのボールに遠藤選手が合わせましたが、枠を外れました。

【前半11分】
日本の三笘選手がドリブルでペナルティーエリアに入り、クロスボールを出しました。鎌田選手が合わせましたが、ゴールポストに当たり得点とはなりませんでした。

【前半16分】
日本はドリブルで切り込んだ堂安選手からパスを受けた原口選手がシュートを打ったものの、ゴールの右に外れました。

【前半18分】
日本はペナルティーエリアの外からのフリーキックで、堂安選手が左足でゴールを狙いましたが、枠をとらえることはできませんでした。

【前半26分】
日本は、堂安選手のコーナーキックに、初めて代表に選ばれた伊藤選手が頭で合わせましたが、ゴールの枠をとらえることはできませんでした。

【前半27分】
日本はゴール前でボールをつなぎ、最後は三笘選手がシュートを打ちましたがゴールキーパーの正面でした。

【前半29分】
パラグアイのブラス・リベロス選手が強烈なミドルシュートを打ちましたが、ゴールキーパーのシュミット選手がふせぎ、得点は許しませんでした。

【前半30分】
パラグアイがゴール正面の位置でフリーキックを獲得。直接狙いましたが、再びシュミット選手が阻みました。

【前半36分】★GOAL
日本は原口選手のパスを受けた浅野選手が、ゴールキーパーを前にして巧みなループシュートで先制のゴールを決めました。
(日本1-0パラグアイ)
【前半42分】
パラグアイのアルデレテ選手にイエローカードが出されました。

【前半42分】★GOAL
日本は堂安選手のクロスボールに鎌田選手が頭で合わせ、そのボールが相手ゴールキーパーに当たって追加点を挙げました。
(日本2-0パラグアイ)
【前半終了】
日本が2対0とリードして前半を終えました。
【後半開始】
午後8時すぎ、日本のキックオフで後半が始まりました。
日本は浅野選手に代わって前田選手、遠藤選手に代わって板倉選手、吉田選手に代わって中山選手が入りました。

【後半4分】日本は三笘選手が持ち味のスピードのあるドリブルで左サイドを突破し、ペナルティーエリア内にパスを出しましたが、相手選手に阻まれました。

【後半10分】
パラグアイのゴンサレス選手が原口選手の足を引っかけてファール。ゴンサレス選手に対してイエローカードが出ました。

【後半14分】★GOAL
パラグアイは、ゴンサレス選手がシュートを決め、1点をかえしました。
(日本2-1パラグアイ)

【後半16分】★GOAL
日本は右サイドから原口選手がパスを出すと、ペナルティーエリア内でボールを受けた三笘選手が左足でシュートしてゴールを決めました。リードを再び2点としました。
(日本3-1パラグアイ)
【後半16分】
日本は原口選手に代わって田中選手が入りました。

【後半18分】
日本は交代したばかりの田中選手がシュートを打ちましたが、ゴールキーパーの正面でした。

【後半20分】
パラグアイが選手交代。オスカル・ロメロ選手に代わってヘスス・メディナ選手、リチャルド・サンチェス選手に代わってアンヘル・カルドソ・ルセナ選手が入りました。

【後半24分】
日本はペナルティーエリア内に走り込んだ鎌田選手が相手のゴールキーパーに倒され、ペナルティーキックを獲得しました。

【後半25分】
日本のペナルティーキックで、堂安選手のシュートは相手ゴール―キーパーに阻まれ、こぼれ球に山根選手が走り込みましたが、ゴールは奪えませんでした。

【後半26分】
日本は堂安選手に代わって久保選手が入りました。

【後半30分】
日本は鎌田選手のパスに前田選手が頭で合わせましたが、ゴールの枠の外でした。

【後半35分】
日本の鎌田選手のシュートをゴールキーパーがはじき、そのボールに前田選手が左足で合わせましたが、ゴールの上に大きく外れました。

【後半38分】
日本は三笘選手に代わって古橋選手が入りました。

【後半40分】★GOAL
日本は、左サイドの鎌田選手からパスを受けた田中選手が、ペナルティーエリアの外から右足でミドルシュートを打ってゴールを決めました。
(日本4-1パラグアイ)
【後半アディショナルタイム】
日本は右サイドから山根選手のクロスボールに前田選手があわせましたが枠を捉えられませんでした。

【試合終了】
日本は4対1でパラグアイに勝ちました。

復帰の鎌田大地が存在感

パラグアイ戦での快勝の立役者の1人が去年11月以来の代表メンバー復帰となった鎌田大地選手でした。

鎌田選手は巧みなドリブルやスルーパスなどセンスが光る攻撃的なミッドフィルダーで日本代表ではおととし行われた強化試合やワールドカップのアジア2次予選では日本の攻撃の軸を担いました。

ドイツ1部リーグのフランクフルトでも攻撃の主力として活躍し、ヨーロッパリーグでの優勝に貢献するなど、結果を残してきましたが日本代表ではフォーメーションが変わったこともあって2回続けてメンバー外となり「代表でもいいプレーをして信頼を勝ち取りたい」と意気込んで試合に臨みました。

2日は「インサイドハーフ」と呼ばれる中盤の攻撃寄りのポジションで先発すると立ち上がりから攻撃を引っ張り、前半42分、クロスボールにヘディングで合わせてゴールを決めました。

後半も味方のスルーパスに絶妙なタイミングで抜け出してペナルティーキックを獲得したり田中碧選手のゴールをアシストするなど、攻撃センスを発揮して再三にわたってチャンスを演出しました。

森保一監督は「ドイツで厳しい戦いをシーズン通してやってきたことに自信を持って攻撃をけん引してくれた」と評価しました。

鎌田選手は「自分もいいプレーをしないといけないが、負けてしまうといつもの先発メンバーの方がいいと言われるのでまず勝つことが大事で、そこにゴールが加わればいいと思っていた。ゴールできて気持ち的にもすごく楽になった」と話していました。

相手のレベルが上がれば2日のようにボールを保持できない可能性があることを指摘されると「所属クラブでふだんからビッグクラブとやっている。攻撃と守備の割合を考えながらプレーする」と話し、ドイツ1部のチームで主力を担ってきた自信をのぞかせながら、さらなる活躍も誓っていました。

先制点の浅野拓磨「残り試合に自分のすべてかける」

フォワードとして先発し、先制点を挙げた浅野拓磨選手は「アピールに多少つながったのかなとは思うが、まだ追いついていかないといけない立場だと思う。残りの3試合に自分のすべてをかける」と話しました。

前回のロシア大会では23人のメンバー入りを果たせなかったことから「ワールドカップまでの最後の半年がどれだけ重要かは身にしみて感じている。きょうの試合は1つ自分にとってプラスになったがやり続けないと次へつながらない。あしたからまたワールドカップに向けて準備を続けるだけ」と次を見据えていました。

代表初招集の伊藤洋輝「ミス 二度とないように」

代表にはじめて招集されフル出場した伊藤洋輝選手は「デビュー戦だったが、まわりの選手がうまくボールを預けてくれてサポートもしてくれたのでスムーズに試合に入れた。ただ、後半に関しては自分のパスのミスから失点してしまったのでそこをしっかり反省したい。これから二度とないようにしていきたい」と話していました。

そして今後に向けて「もっともっとボールを奪えるところがあったと思う。メンバー争いに関して今後も厳しい戦いになるのでどうやってチームに貢献していくかを考えながらプレーしていきたい」と次の試合を見据えていました。

【日本代表】

▼先発メンバー
<GK>
23 シュミット・ダニエル
<DF>
22 吉田麻也
3 谷口彰悟
2 山根視来
26 伊藤洋輝
<MF/FW>
8 原口元気
6 遠藤航
18 浅野拓磨
9 鎌田大地
15 三笘薫
21 堂安律

▼控え選手
<GK>
1 川島永嗣
12 権田修一
28 大迫敬介
<DF>
5 長友佑都
4 板倉滉
20 中山雄太
<MF/FW>
14 伊東純也
19 古橋亨梧
24 前田大然
25 上田綺世
17 田中碧
11 久保建英

【パラグアイ代表】

▼先発メンバー
<GK>
22 サンティアゴ・ロハス
<DF>
2 アラン・ベニテス
3 オマール・アルデレテ
15 ブラス・リベロス
5 ルイス・サラテ
<MF>
21 オスカル・ロメロ
10 ミゲル・アルミロン
20 リチャルド・サンチェス
18 アンドレス・クバス
<FW>
9 ガブリエル・アバロス
7 デルリス・ゴンサレス

▼控え選手
<GK>
1 アントニー・シルバ
12 フアン・エスピノラ
<DF>
4 サンティアゴ・アルサメンディア
14 ダビド・マルティネス
<MF>
8 リチャルド・オルティス
16 アンヘル・カルドソ・ルセナ
17 ホルヘ・モレル
<FW>
11 アンヘル・ロメロ
19 ヘスス・メディナ
23 ホスエ・コルマン

【日本代表の今後の予定】

6/6(月) 強化試合 対ブラジル(東京)
6/10(金) 強化試合 対ガーナ(兵庫)
6/14(火) 強化試合 対チリ または チュニジア(大阪)
7/19(火) 東アジア選手権 対香港(茨城)
7/24(金)東アジア選手権 対中国(愛知)
7/27(月)東アジア選手権 対韓国(愛知)
9/19(月)-9/27(火) 未定
11/23(水) W杯カタール大会 1次リーグ 対ドイツ
11/27(日) W杯カタール大会 1次リーグ 対大陸間プレーオフの勝者
12/1(木) W杯カタール 1次リーグ 対スペイン