サル痘 世界で550人以上の感染者 WHO危機感“厳重な対応を”

欧米を中心に報告が相次ぐ「サル痘」について、これまでに世界各国で確認された感染者は550人以上にのぼっています。WHO=世界保健機関は「感染を封じ込めるために早急に患者を減らさなくてはならない」と危機感を示し、各国に厳重な対応を求めています。

ECDC=ヨーロッパ疾病予防管理センターは5月31日、EU域内で確認されたサル痘の患者が12か国で321人に上ると発表しました。

またイギリスでも患者が増え196人に達したほか、カナダやアメリカ、オーストラリアなども合わせると確認された患者は550人以上となっています。

WHOヨーロッパ地域事務局は31日「調査の結果ことし4月中旬の時点で感染が広がり始めていたことがわかった」として、大規模なパーティやイベントでの濃厚接触などを通じて感染が拡大したという見方を示しました。

そして「今後数か月の間に予定されているイベントなどを通じてさらに拡大する可能性がある。感染を封じ込めるためには感染者の数を大幅かつ早急に減らさなくてはならない」と危機感を示しました。

そのうえで各国の政府や医療機関に対し、感染者の隔離や追跡調査、サル痘の診断態勢を整えることや、イベントの主催者などにも参加者に感染のリスクについての注意喚起を行うことなど厳重な対応を求めています。