岸田首相 シンガポールで開催の「アジア安全保障会議」出席へ

岸田総理大臣は6月、シンガポールで開かれる「アジア安全保障会議」に出席し、基調講演を行うことになりました。

松野官房長官が、6月1日午前の記者会見で発表しました。

それによりますと、岸田総理大臣は6月10日からシンガポールで開かれる「アジア安全保障会議」に出席し、基調講演を行うとしています。

松野官房長官は、「岸田総理大臣はウクライナを含む、現下の国際情勢や厳しさを増す地域の安全保障環境に触れ『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けた取り組みと、わが国の外交・安全保障政策の考えを、世界に発信する予定だ」と述べました。

「アジア安全保障会議」への日本の総理大臣の出席は、安倍・元総理大臣以来8年ぶりとなります。

岸田総理大臣はロシアによる軍事侵攻が続き、アジアを含む国際秩序の根幹が揺らぐ中、いかなる地域でも力による一方的な現状変更を許してはならないと訴えるとともに、日本の防衛力を抜本的に強化する方針を説明し、地域の平和と安定に貢献する姿勢を強調するものとみられます。

首相「日本がどのような役割果たすのかしっかり発信したい」

岸田総理大臣は、衆議院予算委員会で「基調講演では、G7=主要7か国のアジア唯一の参加国として、わが国が厳しい外交・安全保障環境の中でどのような役割を果たすのかしっかり発信したい」と述べました。

そのうえで中国との対話について、「今回、首脳で呼ばれているのは、日本と地元・シンガポールだけで、日中首脳会談は不可能だが、両国の関係を建設的な方向で安定させるために意思疎通を図りながら、わが国の国益のうえからも建設的な関係を維持していきたい」と述べました。