食料品値上げ 生活困窮者への炊き出し弁当 利用増も影響懸念

食料品の値上げが続く中、無料で食事を提供している都内のNPO法人では、利用者が増えている一方で弁当の仕入れ価格は値上がりしていることから、今後の活動への影響を懸念しています。

東京 豊島区のNPO法人「TENOHASI」では、月に数回、池袋駅近くの公園で生活困窮者のための炊き出しを行っています。

31日は午後5時の開始30分前から100人近くが列を作り、揚げ物や魚の煮つけなどのおかずが入った弁当150食分を順番に受け取っていました。

NPO法人によりますと、食料品の値上げを受け、年末ごろから一部の弁当の仕入れ価格が上がりはじめ、この日の弁当も350円から400円になったといいます。

最近では全体的に50円程度値上がりし、今は厚意で値段を据え置いてくれる店もあるということですが、今後の活動への影響も懸念されるということです。

NPO法人では生活相談とあわせた炊き出しも行っていますが、先月28日にはこれまでで最も多い522人が訪れ、値上げで生活が厳しいという声も相次いでいるということです。

NPO法人の清野賢司事務局長は「値上がりの影響で食事を炊き出しの弁当に置き換えた利用者もいて支援のニーズは増しているが、この状況が続けばおかずを減らすか、追加の寄付が必要になり、活動への影響は大きい」と話していました。