沖縄 本島地方で猛烈な雨 土砂災害や低地の浸水などに警戒

大気の状態が非常に不安定になっている影響で沖縄県の本島地方では日中、発達した雨雲がかかり猛烈な雨が降るなど大雨となりました。
沖縄本島地方では6月1日にかけて局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水などに警戒を呼びかけています。

気象庁によりますと、前線の影響で沖縄本島地方には日中、活発な雨雲がかかり続け、沖縄県の南城市玉城付近と南城市佐敷付近では、レーダーによる解析で、午後0時20分までの1時間におよそ110ミリの猛烈な雨が降ったとみられるほか、那覇市でも午後0時半すぎまでの1時間に65.5ミリの非常に激しい雨が降りました。

午後4時半ごろまでの6時間の雨量は
▽南城市で171ミリ(~午後4時半)
▽那覇市で157ミリ(~午後4時20分)と
いずれも5月としては統計を取り始めてから最も多くなりました。

沖縄本島地方では大気の不安定な状態が続いていて、周辺には発達した雨雲もあります。

6月1日未明にかけて局地的に雷を伴って1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあり、6月1日夕方までの24時間に降る雨の量は、沖縄本島地方の多いところで120ミリと予想されています。

その後も断続的に雨が強まり、6月3日にかけて大雨となるおそれがあります。

気象庁は土砂災害のほか、低い土地の浸水や川の増水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。

急に冷たい風が吹くなど、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物の中に移動するなど、安全を確保するようにしてください。

道路冠水の通報 約60件

沖縄県警察本部によりますと、31日午後3時までに、道路が冠水したという内容の通報がおよそ60件寄せられたということです。

これまでに、けが人の情報は入っていないということです。

糸満市では道路が冠水

沖縄県警察本部によりますと、大雨の影響で、本島南部の複数の場所で道路が冠水しているということです。

このうち、糸満市照屋の県道7号線の交差点では、道路が冠水して車両が通行できないため、警察官が現場でう回するよう呼びかけているということです。

また、警察や消防によりますと、これまでに大雨による人的な被害は、確認されていないということです。

那覇市 住宅そばの塀が崩れる けが人なし

消防によりますと31日午後0時半すぎ、那覇市楚辺にある住宅のそばのブロック塀が崩れ、塀や石材が路地を塞ぎました。

消防によりますと、これまでのところけが人の情報はないということです。

この住宅の向かいで、しんきゅう院を営む69歳の男性は「雨が降って雷が鳴っていた12時半ごろ『ドーン』と音がして、事故だと思って外に出たら塀が崩れてその下から水が流れていた。子どもたちの通学路で車も通る路地なので誰もけがをしなくてよかった」と話していました。