外国人観光客の受け入れ “方針に変更なし” 松野官房長官

外国人観光客の受け入れ再開を前に実施している試験的な団体旅行で、新型コロナの感染者が出たことに関連して、松野官房長官は、6月1日からの水際対策の緩和や、6月10日から再開する予定の外国人観光客の受け入れ方針に変更はないという認識を示しました。

外国人観光客の受け入れ再開を前に実施している試験的な団体旅行で、タイから大分県を訪れている客の1人が新型コロナに感染したことが5月30日に確認され、観光庁はこのグループのツアーを中止しました。

これについて松野官房長官は閣議のあとの記者会見で「感染経路は不明と聞いている。当該参加者は、きのうのどの痛みの症状が発生したため、医療機関で抗原検査を受検したところ、感染が確認され、現在、大分県内の宿泊療養施設で療養を開始している」と説明しました。

そのうえで「水際対策の緩和に変更があるとは承知していない。また今回の事案も踏まえ、陽性者発生時の対応の在り方について引き続き検証を行い、ガイドラインに反映していきたい」と述べ、6月1日からの水際対策の緩和や、6月10日から再開する予定の外国人観光客の受け入れ方針に変更はないという認識を示しました。