国産パイナップルのゲノム解読に初めて成功 品種改良など寄与

国内で開発されたパイナップルとしては初めて、すべてのDNA配列を読み解くことに成功したと、かずさDNA研究所などの研究グループが発表し、今後の品種改良に役立つ成果だとしています。

ゲノム解読されたのは沖縄県で開発されたパイナップルの品種「ゆがふ」で、果肉の色が白く、葉にとげがないほか、味がおいしいのが特徴で、さらなる品種改良のために利用されています。

かずさDNA研究所の主任研究員の白澤健太さんや、沖縄県農業研究センターなどの研究グループは「ゆがふ」の染色体50本にある、9億のDNAの塩基配列をすべて読み解くことに成功したということです。

国内で開発された8品種のパイナップルのうち、ゲノム解読が行われたのは初めてだとしています。
この解読で果肉の色を白くしている遺伝子や、葉にとげができないようにしている遺伝子を特定することができたということで、長い時間がかかる新品種の開発をより早く進められる可能性があるとしています。

白澤さんは「生産者の作業性を向上させることや、消費者の好みにあった品種を短い期間で開発できるようになるのではないか」と話していました。