なぜ3年も? 阪神高速の一部区間 6月1日から約3年間通行止めに

大阪の中心部につながる阪神高速道路の一部が6月1日からおよそ3年間、通行止めになります。
阪神高速14号松原線の一部、およそ2.5キロの区間。老朽化で改修工事が行われるためですが、なぜ3年間も通行止めになるのでしょう?

三宅JCT~喜連瓜破出入口の約2.5km

阪神高速14号松原線は、一日におよそ6万台の車が通行する、大阪の大動脈の1つです。

この松原線の、三宅ジャンクションと喜連瓜破(きれうりわり)出入口の、およそ2.5キロの区間が、およそ3年間、通行止めになります。

通行止めになる区間を、上空から見てみました。
画面の手前、松原方面から大阪方面に向かって大きくカーブしているところが、三宅ジャンクションです。

この三宅ジャンクションから画面の上、大阪市内の方向に進み、川を渡ったところに、平野区の「喜連瓜破」の出入口があります。

喜連瓜破付近の橋梁 つなぎ目部分が下がる

通行止めの理由となったのが、喜連瓜破付近の橋梁です。

松原線が開通したのは1980(昭和55)年で、開通から40年以上がたっています。

喜連瓜破にある橋梁は、両側の橋脚から橋を造りながら延ばしていき、真ん中でつなぐ「ヒンジ構造」というものになっています。

建設当時としては最先端の構造でした。
しかし、つなぎ目部分が、長年の車両の通行で、建設当初の想定よりも早く、24センチ下がってしまいました。

ワイヤーで補強も根本的な対策実施することに

対策としてワイヤーケーブルなどで補強する工事も行われましたが、う回路が整備されたこともあり、今回、根本的な対策として、鋼の素材で、一体構造の橋への架け替えを行うことになりました。

橋の撤去に2年 架けるのに1年

周辺環境や一般道路への影響を最小限にする工事を行うため、
▼コンクリートの橋の撤去に2年、
▼新しい橋を架けるのに1年、
合わせておよそ3年間の通行止めとなります。

この工事、例えば高速道路の片側だけの通行を確保する工法だと、10年以上はかかるということです。

う回路 ETC搭載車はどのルートも料金同額に

通行止めとなる区間のう回路としては、
▼近畿道と阪神高速12号守口線、
▼近畿道と阪神高速13号東大阪線、
▼阪神高速6号大和川線と4号湾岸線と16号大阪港線の、
3つのルートがあります。

ETC搭載車では、どのルートを通っても料金が同額になるように調整されるということです。

阪神高速は、通行止めの期間中、周辺の道路では渋滞が予測されるとして、最新の交通情報を確認してほしいとしています。