コロナ感染状況集計 ワクチン接種歴 記入なしは「接種歴不明」

新型コロナの感染状況の集計をめぐり、厚生労働省は、感染者から提出された届け出にワクチンの接種歴が記入されていない場合は「未接種」としてきましたが、「接種歴不明」に分類するように対応を見直しました。

政府関係者によりますと、厚生労働省は、新型コロナの感染状況を集計する際、感染者から保健所に提出された届け出に、ワクチンの接種歴が記入されていない場合は「未接種」としてきました。

ただ、この集計方法では、実際には接種を受けた人が未接種として数えられる可能性があり、厚生労働省は、今月11日に専門家会議に提出した資料から「接種歴不明」に分類するように対応を見直したということです。

松野官房長官は午前の記者会見で「接種したと届け出のあった方を未接種として取り扱ったものではないが、ワクチン接種に関するデータはできるかぎり、分かりやすい形で示すことが重要だ」と述べました。