ボルダリングW杯 第4戦 男子は緒方が優勝 女子は野中が2位

スポーツクライミング、ボルダリングのワールドカップがアメリカで行われ、男子は緒方良行選手が優勝し、女子は東京オリンピック銀メダリストの野中生萌選手が2位に入りました。

スポーツクライミングのボルダリングは、「課題」と呼ばれるコースを制限時間内にいくつ登ったかを競う種目で、ワールドカップの今シーズン第4戦は29日、アメリカのソルトレークシティーで男女の決勝が行われました。

このうち男子は、緒方選手が1つ目と3つ目、さらに最後の4つ目の課題をそれぞれ1回で成功させる強さを見せて4つの課題をすべて最後まで登りきり、今シーズンのワールドカップ初優勝を果たしました。

緒方選手は開幕戦から4戦連続での表彰台です。

また、藤井快選手も4つの課題をすべて最後まで登ることに成功し、かかった回数の差で3位に入ったほか、川又玲瑛選手は3つの課題を登り5位でした。

一方、女子は、ボルダリングを含む「複合」種目で実施された東京オリンピックで銀メダルを獲得した野中選手が4つの課題のうち3つを最後まで登りきって2位に入り、2戦連続で表彰台に上がりました。

また、伊藤ふたば選手も決勝に進み、3つの課題を最後まで登りきりましたが、回数の差で4位でした。

優勝はアメリカのナタリア・グロスマン選手で、ただ1人、4つの課題すべてを最後まで登ることに成功しワールドカップ3連勝です。

緒方 “決め切れてよかった 本当にうれしい”

第4戦の男子で今シーズン初優勝を果たした緒方良行選手は「初戦からずっと優勝に近い位置にいたので自信はあったが、どうしても最後、決められないところがあったので、きょうは決め切れてよかった。優勝できたことが本当にうれしい。1番の目標は年間のランキングで1位を取ることなので、残りのワールドカップでもいい成績を残せればと思う」と話していました。

藤井 “次の大会 今度こそ優勝したい”

第4戦の男子で3位に入った藤井快選手は「1つ目の課題は苦手意識が強かったが、うまくできたので、すごくうれしかった。アメリカでの2戦で自分の苦手なところや、取り組むべき課題が分かってきた。次の大会まで1週間ちょっとしかないが、しっかりと修正や調整をして今度こそ優勝したい」と話していました。

野中 “力を出し切って終わりたい”

第4戦の女子で2位に入った野中生萌選手は「今シーズンはスタートがあまりよくなかったが、先週の大会で殻を破った感じがあった。決勝の最後の課題を登り切れなかったのは悔しいが、トータルとしては悪くなかったし、優勝を狙える登りだと思ったので今後に期待している。ボルダリングのワールドカップは、今シーズン2戦しか残っていないので、前半結果を残せなかった分、力を出し切って終わりたい」と話していました。