国交省 基幹統計不適切処理問題で処分の幹部 有識者会議に関与

国土交通省が国の統計の中でも特に重要な「基幹統計」をめぐってデータを二重に計上するなど不適切に処理をしていた問題で、影響などを検証する有識者会議の事務局に、この問題で懲戒処分を受けた幹部がかかわっていたことが分かりました。

国の基幹統計の1つで建設業の毎月の受注動向を示す「建設工事受注動態統計」をめぐって、国土交通省では事業者から送られたデータを二重に計上するなど不適切な処理を続けていたことが明らかになり、当時の担当者ら10人が処分を受けました。

この問題では、不適切な処理の影響などを検証する有識者会議が設置され、今月には統計のデータが年間で最大5兆円余り過大に計上されていたという試算を公表しましたが、この会議の事務局に懲戒処分を受けた幹部1人がかかわっていたことが分かりました。

この幹部は問題のあった統計を取りまとめる部署で責任者を務めていましたが、事務局では中心的な役割を担い、有識者との調整なども行っていたということです。

国土交通省は「影響やデータの復元方法を早期にまとめる必要がある中で、統計に詳しい幹部を参加させる必要があった」と説明しています。

一方、この問題では再発防止策などを検討する別の会議もありますが、その会議には処分を受けた職員は関与していないということです。